私が学生時代に経験した、住み込みのアルバイトについてお話しします。
経験したのは、いわゆるリゾートバイトと呼ばれるもの。
夏休みなど長期休暇の際、学生やフリーターが好んで取り組む、宿と食事つきのアルバイトです。
ご多分に漏れず、私も夏休みの2ヶ月を使って、愛媛県松山市にある道後温泉近くの旅館で住み込みのアルバイトを体験しました。
結論から話しましょう。
体力・気力ともに、想像の100倍辛いアルバイトでした。
今まで自分が経験した中で最も過酷なアルバイトだったといっても過言ではありません。
理由として第一にあげられるのが、まず同僚の人間性。
やはり学生やフリーターが多いのですが、中には「家賃も支払えないほど金銭的に困ってて」といった人も居ます。なかには交際クラブなどで愛人などをしたたけど、パパが失踪して仕方がなくという人もいました
理由はほとんどがギャンブルやブランド品購入といった、ちょっぴり困ったさん達。
やはり話が合わない人も多いし、人とのコミュニケーション能力も低い場合が多かったです。
おまけに、旅館の契約社員さん(主に仲居さん)の意地の悪さ。
これが一番辛かったことです。
察するにもともと水商売の方が多かったのでしょう。
仲居さんのほとんどが裏のスペースでタバコを吸い、若いアルバイトの女性にダメだしの嵐。
「その二部式ちょっと短すぎるね。足首が見えすぎて下品なので5分で着替えてきてください」「接客業なんだからもうちょっと化粧くらいしたらどう」「食器はもっと熱いお湯で洗わないと乾きが遅いでしょうが」と、いちいち物の言い方がネチネチしており、3日目には精神的に参っていました
が、唯一、たまたま同郷から参加していた女子学生と仲良くなり、「あまり真面目に取り合わないようにしよう!自分が辛くなるだけ!」と腹をくくり、ある程度は受け流すように努めました。
そうすると、なかなか図太い奴らだと察したのか、夏休みが終わるころには仲居さんともすっかりお友達に。
「暇なら来年も来なさいよ。」と手作りのノリの佃煮をもらい、地元に帰りました。
結果、勉強になったし、楽しかった!
今度はお客さんとしてあの旅館に遊びに行ってみたいです。
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