3年前にカナダへワーキングホリデーに行きました。
その際に半年ほど、ロッキー山脈の麓にあるスキー場に一軒だけあるホテルで住み込みで働きました。
そこは、オリンピック選手などが練習にくるような広大なスキー場の敷地で、僻地にあり、街に買い物に出かけるにも車で2時間という、かなり不便な場所。
そのため、そこで働く多くの従業員は、ホテルが持つ寮で生活をしていました。
フィリピンやインド、オーストラリア、ドイツなど、カナダ以外の場所から同じくワーキングホリデーやワークビザを使って働きにきている人々が同じ寮に住み、働いていて、とても国際色豊な職場でした。
同じように住んで、働いているからこそ、顔なじみもどんどん増え、仕事中に訪ねたり、仕事後にパーティーをしたり、休日にはスキーやハイキングに出かけたりと、お互い家族から離れて密に生活をしている分、とても強いつながりができました。
その分、仕事とプライベートの時間のメリハリがあまりなかったことも事実です。
例えば、プライベートで何かマイナスなことがあったり、仕事での対立があったら、その険悪な雰囲気を持ち込まれてしまうのはあまりよくないと感じました。
何かマイナスなことがあっても、自分自身で乗り越えていかないと、いつまでも引きづられてしまう、そんな厳しさもありました。
そして、住み込みで働くという人々のほとんどは私も含めて、長期的にその場所で働くというわけではありません。
その時にお金を貯めたいからというのが大きな目的です。
住み込みで働くというのは、リゾート地であったり、何らかの理由で自宅からは通いづらいという問題があり、そのような働き方をしているのです。
商業施設から離れた場所で、食事付きであったり、家賃天引きや光熱費込みの条件が多いので、特に自分の生活していく上で、直接お金を払って出費する以外は特に節約を意識しなくても自然とお金が貯まっていくのです。
そのため、キャリアを積むという大きな目標を持つのは難しいですが、短期間での思い出を作りたい、そして貯金したいという若者には適した働き方だと感じました。
25歳女性ワーキングホリデーでカナダの田舎に住み込み

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